夫婦の間

夫婦の間は、近くても遠い関係です。神様は、夫婦がひとつになって幸せになることを願われます。しかし現実は、葛藤と対立がよく現れる場合が多いです。
この前、ある教会を訪問したことがあります。
その教会の辺りに無人販売代がありました。そこでねぎを1束100円で売っていました。それを見た瞬間、妻が喜ぶかなと思い、2束を買いました。隣で見ていた日本人のおばあさんが、いいねぎを安く買えたとほめてくれました。とても気持ちよかったです。ところが、一緒にいた他の牧師先生と長老が少し不安な言葉を言いました。
夫たちは、物を買うときに気をつけなければいけないということでした。妻のために良い物を買ったと思って、妻にほめられるだろうと期待を持って家に持っていくと、ほとんどの場合怒られるということです。「何で無駄なことしたの？」というらしいです。夫は妻がありがたいと思うだろうという、純粋な心で妻のことを思って買ってきたのに、妻と会った瞬間その期待は粉々になってしまいます。感謝どころか、とても冷たい反応に夫たちは言う言葉を失ってしまいます。誠意が無視されたという空しさも追ってきます。それで夫たちは決心したりします。「もう、二度と買ってこないぞ。」
もちろん、妻たちの心が理解できないわけでもありません。妻の立場から見ると、何の役にも立たない、むしろ捨てなければならない物を買ってくると、金の無駄遣いだと思うかもしれません。
しかし物より大事なのは、夫の心です。物が気に入らなくても、妻を思ってその重いものを買ってきたら、「あなた、ありがとう。」と言って微笑んであげれば、夫はすぐ幸せいっぱいになるでしょう。夫は、妻のほめ言葉ひとつならどんな大変なことでも十分耐えられます。しかし妻たちはそれを知らずに、ずっと文句を言おうとします。
夫たちは、「あなた、間違ったわ」と冷たく言う妻より、よくやったと認めて、夫の意見に従う妻を通して幸せと満足を感じます。
ある夫は、結婚してから一度も妻に勝ったことがないと言いました。妻がとても熱心な人で、夫の仕事に入って夫の決定をいつも反対するから葛藤が起こるそうです。妻の美しさは、負けてあげることです。妻の力は、従順することです。それが夫を幸せにするからです。それで聖書は、妻に何より夫に従順しなさいと語りました。
夫たちにも同じく問題があります。一生懸命働いて、生活費を持ってきて、家庭の平和のために妻に従えば（？）夫のやるべきことを果たしたと思います。しかし、妻の心は乾いていきます。妻は、夫が自分に愛の表現をしてくれる時に最も喜びます。言葉で愛を表現する時、抱きながら愛を表現する時妻は愛を感じます。それで神様は、夫たちに何より自分の妻を、自分を与えるように愛しなさいと言われました。
神様は夫と妻を造られました。それで神様は、夫と妻がひとつになる秘密をよくご存知です。それはつまり、夫は妻に愛を表現し、妻は夫に従うことです。しかしこれがとても難しいです。夫は妻に対して愛を表現することがとても大変です。むしろ、妻に従うほうがもっと簡単だといいます。そして妻は夫に従うことがとても難しいです。それで夫に対して代わりに愛情表現をしようとします。しかしこのようなことでは、夫婦が幸せになれません。夫がいかに従っても妻は愛を感じません。妻がいかに愛情を表現しても夫も愛や幸せを感じられません。
夫は、妻が認めて従う時に一番幸せを感じ、妻は夫が愛を表現して尊重する時に一番喜びます。