富士山

日本といえば一番思い浮かべるのが富士山だそうです。つまり、日本を体表する象徴物が富士山です。富士山は頂上（剣ヶ峰）までが3776mです。頂上には、直径が約800m、深さ200mの大きいな噴火口があります。この噴火口は800年代まで噴火し、それから今まで中心の噴火口は静まっています。そして富士山の中腹には、宝永噴火口があります。これが、一番最近噴火したもので、1707年に溶岩が噴出されたところです。今から307年前に最後の噴火が起きたのです。そして、富士山に降った雪は約80年の時間をかけて溶け流され、富士山ミネラルウォーターになるそうです。
富士山は多くの人々が登ろうと願う山でもあります。7，8ヶ月のシーズンに登山する人だけでも、毎年40万人程度です。それで富士山には、登山コースが4コースもあります。各コース別に頂上の到着地点が違います。3776m地点は、各々の頂上からまた50ｍ程度をもっと登らなければなりません。そこは以前、測候所があった所です。富士山を登山してみると、若者だけではなく老人から子供まで、老若男女が皆一生懸誣っています。そして日本人だけではなく、西洋人、中国人、韓国人もよく見かけます。まさに、世界的に愛されています。しかし、富士山の登山は簡単ではありません。頂上まで登るのに少なくとも6時間はかかり、3000ｍからは高山病になりやすいです。それに、風がとても強くて寒いので、非常に登りにくいです。その上、雲がたくさんあっても紫外線が強いです。必ず日焼けに関する対策をしなければなりません。暑いからということで袖をまくると、火傷で大変な目に遭ってしまいます。それにも関わらず、人々は並んで富士山に登ります。ある時は渋滞してしまい、反対側から来る人々のために待たなければならないほど、たくさん登っていきます。
それに、お金と時間もたくさん投資しなければなりません。富士山を登山するに一日かかるだけでなく、その次の日にまで影響を与えます。駐車代、バス利用代に、トイレ使用料金が200円、小さいミネラルウォーターが1個500円、カップラーメンが1個に500円もかかります。
そうなのになぜ、人々は一生懸命富士山を登ろうとしているのでしょうか。
体の楽さや、金銭的な益を求めたら、富士山登山はとても愚かな行動です。それこそ、苦労を自ら買って、お金を浪費することだからです。今回富士山を登山する時に、偶々1000回以上富士山を登った日本人に会いました。佐々木という方でしたが、64歳から74歳の今まで、登れる日はほとんど毎日登るようです。話して見ると、テレビでもたくさん出演した有名人ということが分かりました。富士山登山を決心したきっかけを聞いてみました。自分を変えてみたかったと答えました。学校の校長だったけれど、退職しても自分の短気は退職していなかったそうです。富士山登山のお証しを聞きました。登山を続けたら、性格も変わり健康もよくなって、色々悟るようになったと答えてくれました。そして様々なところから講演を頼まれ、退職後の人生がもっと忙しくて、やりがいがあって、有名になった（？）そうです。最も印象的だったのは、富士山を数多く登ったけれど、大変ではない時が一度もなかったということでした。体の鍛錬と心の鍛錬は直結されているそうです。常に体を苦労させることによって、心が鍛錬されていいということでした。
多くの人々は、苦労することには投資をしようとせず、簡単で快楽があることに時間とお金を使おうとします。それがいかに愚かなことでしょうか。麻薬、酒、賭博、みだらな行為、ゲーム中毒などは、世の楽しみと快楽を与えます。それで、お金と時間を水を使うように使う人たちがいます。このような人は、後で必ず後悔します。しかし知恵のある人は、富士山登山のような大変で苦労することに時間とお金を一生懸命使います。まさに、苦労を自ら買う人です。苦労を買う人には、その報いが素晴らしいです。その瞬間は大変ですが、やってみると後で大変だったことを少なくとも10倍以上報われるようです。快楽を買う人は、その後の苦味が口で表現できないほどです。快楽を蒔くと苦痛の実を刈り取りますが、苦痛を蒔くとやりがいの実を刈り取ります。富士山登山は、苦労を買うことです。しかしその後は、やりがいと悟り、変化の報いが待っています。変化と成長は、苦痛を食べて大きくなります。