「ストレス解消法」
 
専門家の話によりますと、人はストレスを受けると、それを解決する能力が「ホルモン」という名前で体から出てくるそうです。このホルモンは、副腎という所から出ますが、苦しみや危機を脱出するに大きな力になります。例えば、動物が獅子や虎に捕まえる危機に遭うと、体から自然に副腎ホルモンが急激に多く分泌されます。それで、このホルモンは、逃げたりあるいは戦って危機を乗り越えるに使えるそうです。ところで、分泌されたこのホルモンが、使われずに体にずっと溜まっていると、それこそが人を苦しめるストレスとして作用し、人の心を不安にさせ、眠れなくなるようです。動物たちは、副腎ホルモンが分泌されると、すぐ命をかけて走るため、ストレスがないようです。
　副腎ホルモンは、筋肉を使う時に大きな力になるホルモンだそうです。それで、スポーツ選手が、もっと上手く走るためにこのホルモンを投入するから、ドーピング検査で引っかかってしまうそうです。
　ストレスを解消する方法は、以外に簡単です。一生懸命走ればいいです。それで、副腎ホルモンを全部使い切ればいいです。それは、運動なり祈りなり、何かを熱心にすることかもしれません。余っている副腎ホルモンをちゃんと処理すると、それこそストレス解消になるということです。人々はストレスを受けると、走りなどで自分を苦しめると、それによって前の苦しがっていたことが忘れられ、ストレスの解消になると思います。実は、そうではなく、溜まっていたホルモンを全部使い切ったために、ストレス解消になるということです。解消という文字通り、解いて消すことです。
　ここで、神様の創造の神秘ともう一度会うことができます。創造主の神様は、私たちが危機に遭うことも予めご存知だったので、それに耐えるホルモンを作って下さいました。神様の創造の神秘は、まさに完璧です。何一つも、足りないものがありません。問題は、私たち人間にあります。動物は、本能的に単純な従順によって、分泌されたホルモンを適時に使うことで問題がありませんが、人間は、神様が使いなさいと与えられたのをうまく使わないので問題です。大変な時、危機の時に人に分泌される副腎ホルモンは、神様が祈るようにと与えられた「祈りのホルモン」だと名づけたいです。危機の時に、神様に向かって熱心に走ってくるようにと与えられた祈りのホルモンです。専門家たちも、祈るとストレスが解消されるとはっきり言いました。祈りは霊的な労働だからです。
　副腎ホルモンは、使わずに溜めておくと、体を害します。消耗させなければなりません。動物は走らせますが、人は祈るようにさせました。ホルモンが多ければ多いほど、もっと多く、もっと早く祈ることができます。スポーツ選手は1等になるために、わざとホルモン注射を打ったりします。ストレスがたくさん溜まれば溜まるほど、感謝すべきです。神様が祈りの1等の力を自然に与えてくださったからです。
　人生の中でストレスを受ける度に、それを溜めておくのではなく、力を受けてよりたくさん祈ることによって、ストレスも解消され、神様にもっと近づくことになってほしいです。