人の花
木には花が咲きます。花は被造物の最高の美しさを表します。人々は花を見ながら幸せを感じます。
神様は人にも花をお与えになりました。その花は人と人が出会う時に咲きます。人の花は一度だけではなく、度々花を咲かせます。人の花とはあいさつを意味します。あいさつの花は人の意志によって一日に数百回も咲くことが出来ます。
富士山にあるリフレッシュセンター(修養館)に行った時のことです。朝起きて早天礼拝の前に少し散策をしました。初めて会う日本人のお婆さんが運動をしながら私の横をとおり過ぎる時、明るい声であいさつをしました。私も快くあいさつをしながらお婆さんを見るとまるで最高に美しい花を見るような気がしました。とても愉快な気持ちになりました。たった私一人のために咲いたきれいな花を見たからです。白髪交じりのお婆さんの微笑みは天使のようでした。'人が明るい声であいさつをすると年に関係なくあんなに美しいな' 感動で胸がいっぱいになりました。
朝食をすませ、また散策に出ました。今回は子供たちから明るくて可愛いあいさつを受けました。初めて会う子供たちでしたが、とても可愛かったです。先程はお婆さんの花が咲き、今回は子供の花が咲きました。富士山は季節にかかわらず、多くの花が咲くので楽しみです。冬には雪花、春はつつじ、夏は名前も知らない野花、秋は紅葉が満開ですが、人の花に匹敵する花はありません。世の中の花は目を楽しませてくれますが、あいさつが込まれた笑いの花は人を幸せにします。リフレッシュセンターに向かう道にあいさつをするためのキャンペーン看板が張られていました。おかげで人々はひときわあいさつを交わします。初めて会う他人同士でもあいさつを交わします。
人の花はあいさつです。他人に会うたびに咲く花です。朝起きるや否や真っ先に神様に礼拝を捧げ、家族や聖徒や隣人に笑いの花を与える人生が祝福された人生であります。
人は顔で自分を表します。体の他の部分は隠せますが、顔は常に人に見せながら生きます。そのため、顔は人によく見えるように体の一番上にあります。人々は自分の顔をよく見せるため、外出時にとても気を使います。しかし、人々に感動と喜びを与える顔は格好よくてきれいに化粧された顔ではありません。他人に会う度に笑いの花、あいさつの花を見せる人が人に好かれます。神様は私たちが高慢な心を捨てて寛大な人になり、悪い言葉を一切口にせず、ひたすら良い言葉を口にし、常に喜びに満ちた表情で人と接することを願っておられます。そのようなことは人に会う度に明るくて嬉しい気持ちをもってあいさつの花を咲かせる時に満たされます。神様ははっきりと仰せになりました。 '自分の兄弟にだけあいさつしたところで、どんな優れたことをしたことになろうか。'(マタ5:47) クリスチャンのするあいさつは世の中とは違うべきです。クリスチャンはあいさつをもって世の中に天国の花を咲かせる使命をもった人々です。クリスチャンのあいさつで世の中は神様の明るい光を受けるようになるでしょう。