12の感謝
 
イ・チソンさんが久しぶりにテレビに出演しました。80分間も話をしましたが、涙と笑い、そして感動で満たされた時間でした。チソンさんの話は、何回も通訳をしたり、現場で一緒にしたりもしましたが、今回はもっと特別な感動がありました。多くの人々が、受けた感動を次のように分け合ってくれました。
「神様、あなたが現れました。」「天使の姿が、このような姿だろう。」「神の領域に入った人だ。」「あなたは、神です、チソン様。」感動と絶賛が絶えませんでした。
チソンさんは、指を8本も切る手術を受けた後、その大変さの中で一日一つずつ、感謝を探し始めたと言い、自分の12の感謝を紹介しました。
 
「短くなった自分の手でスプーンを持てることに感謝したし、
短くなった自分の手で患者服のボタンを一つでも留められたことに感謝したし、
短くなった自分の手でドアノブを持ってドアを開けられたことに感謝したし、
自分の足で階段を上られたことに感謝したし、
左指は、右指より指の節が一つ多く残っていて感謝したし、
火傷を受けてなくて、洗える足が残っていて感謝したし、
親指に爪が残ったことで、いろいろ有用なことに感謝したし、
首は大丈夫だから、話せることに感謝したし、
まつげがなくなり、目に汗や雨水が直接入ってしまうことを見て、まつげがあった時を感謝したし、
耳介が怪我をし、水がすぐ耳の中に入ってしまうので、耳介が無傷だった時を感謝したし、
火傷を受けた指の節にしわができ、指を縮められたことに感謝したし、
火傷で腕が曲がらなかったけれど、腕を曲げて電話機に耳を当てることができて感謝しました。」
最後に、彼女は感謝で満たされると、心に平安が訪れたと告白します。
 
　チソンさんの感謝には、特徴があります。彼女に特別な感謝があることではなく、彼女は日常生活ができたことに感謝をいっぱいしました。彼女の感謝は、誰でもしようと思えばできる感謝です。だいたい、自分にほとんどあります。無くてできない感謝はあまりありません。人々は、感謝の条件を見つけようとしています。そして、感謝することがないから感謝できないじゃない、と不平を言います。その代わり、文句はたくさんつけます。不満なことを書きなさいと言われると、100個は簡単に超えるでしょう。不平は、つまらないもののため、誰の目でもよく見えます。しかし、感謝はとても大事な宝なので、すぐ目に入りません。感謝を見つけようとする人にだけ感謝は見えます。チソンさんの目で私たちの人生を見ると、私たちの人生は感謝の天国です。頭のてっぺんから足の爪先まで、すべてが感謝です。神様がこのように驚くべきものに造り上げられているので、いかに感謝すべきことではありませんか。眉毛も上手に作ってくださって汗を防ぎ、骨の節ごとしわを作られ、よく曲げることができます。健康な10本の指をくださり、ボタンが留められるし、針穴に糸も通せるので、感謝すべきことではありませんか。
　チソンさんの感謝は、平凡なことに対しての感謝です。特別なことに対する感謝は、嫉妬を引き起こすかもしれませんが、平凡なことに対する感謝は、感動を与えます。特別なことは、誰も感謝できますが、平凡なことは、誰も感謝できることではありません。平凡なことに感謝する人が、真の非凡な人です。私たちを造られた神様は、私たちに、すべてに感謝しなさいと言われました。それが、つまり創造主である神様を崇める本当の姿でしょう。