聖書的な子育て

子どもがいる家庭では、何よりも子育てに関心が高いです。どうしても自分の子どもを他の人よりも立派に育てたいという心でいっぱいです。なので、韓国では子どもの成績が少しでも落ちると、すぐ隣の家に行くそうです。隣のお母さんに情報を得て、そのやり方を真似するためです。それよりもっとも深刻な問題があります。子どもたちを海外で勉強させるために子どもと妻を海外に行かせて、一人で寂しく暮らす、渡り鳥のようなお父さんたちが韓国では非常に多いようです。さらに、妻たちは子どもの教育を言い訳に海外にいるため、夫の実家に気を配らなくてもよいということで、子どもの勉強が終わっても韓国に戻りたがらないようです。昔では、孟母三遷の教えを美徳として思っていましたが、今は韓母永遷之教になっているそうです。
それでは、子どもにどんな子育てをすればいいのか。
チョン・チェボン詩人は、子育てに関して次の様な詩を書きました。

「豆氏家の子育て」
荒野に出した子供は豆木になり
温室に入れた子供は豆もやしになり

子どもを豆もやしのように弱い子どもに育てたい人はいないでしょう。だれでも自分の子どもがこの世で多くの実を結ぶ巨木(豆木)になることを望みます。ですが、問題は温室です。愛するため絶対に苦労させたくないからです。なので、親がわざと子どもに叩くしつけをするというのは、どうも難しいことです。親は愛する子どもに良くしてあげることより叩くしつけをするのがもっとも難しいです。これはだれもができることではありません。もし、他人に自分の子が叱られたとすればどても辛いでしょう。
全ての子どもたちは人の子の以前に神様の子です。天の神様が一人一人を造られて、各親たちに養育権を与えて任せました。それから、神様はその子たちをどのように育つべきか、養育方法も教えてくださいました。もちろん、親に子どもを育てる特別な愛もくださったのです。ですが、最近この世を見ると、子育てもサタンの誘惑に強く漏出されているようです。子どもたちを主の中で、御言葉の中で養育するよりは徹底的に世の中で世の価値観を追及する人に育てているからです。御言葉の中で育てようとすると、世の流れに離れている前近代的思考方式をもった人間になるんだと指さされるのではないか恐れる程です。神様の御言葉は真理であり、真理は変わらないことにもかかわらず、前近代的と言えるでしょうか。神様のもとへ戻るべきです。聖書に戻るべきです。子育てだとして例外ではありません。いや、子育てだけは必ずそうなるべきです。そうすれば、子どもが生き、子どもたちに真の希望があるようになります。

聖書を通して子どもをどのように育つべきか、特に知恵の書である箴言を通して再点検してみましょう。
若者を歩むべき道の初めに教育せよ。年老いてもそこからそれることがないであろう。(箴22:6)
鞭を控えるものは自分の子を憎む者。子を愛する人は熱心に諭しを与える。(箴13:24)
若者の心には無知がつきもの。これを遠ざけるのは諭しの鞭。(箴22:15)
若者を諭すのを控えてはならない。鞭打っても、死ぬことはない。(箴23:13)
懲らしめの杖は知恵を与える。放任されていた子は母の恥となる。(箴29:17)
あなたの子を諭すなら、安心していられる。彼はあなたの魂に楽しみを与える。(箴29:17)
父が楽しみを得／あなたを生んだ母が喜び躍るようにせよ。(箴23:25)

厳しく御言葉で教えた子どもは、必ず親の喜びになり、主の栄光になります。
あなたは今、神様が少しの間に任せてくださった子女をどのように育てていますか。