“主を畏れて身を低くすれば、富も名誉も命も従ってくる。”（箴言２２：４）
神様は愛であられます。けれども神様も好きな人と嫌いな人がいます。
神様は果たしてどんな人を好きでしょうか？もちろん神様に似ている人です。神様は悪魔に似ている人は嫌いです。神様の姿はイエス様を通して私たちに現されます。
“イエスは言われた。「フィリポ、こんなに長い間一緒にいるのに、私がわかっていないのか。私を見た者は、父を見たのだ。なぜ、「私たちに御父をお示しください」というのか？”
（ヨハネによる福音書１４：９）
神様が特別に好きな人がいます。その人は謙遜な人です。神様は謙遜な人を高く立てられます。イエス様がこのすべての事実を証明してくださっています。それではイエス様の謙遜のお姿はどんなでしょうか？イエス様は何処でどんなことを通して謙遜を顕してくださったのでしょうか？

1.謙遜の祝福
神様は謙遜をすべて祝福の通路にしてくださいました。
"同じように、若い人たち、長老に従いなさい。皆互いに謙遜を身につけなさい。なぜなら、「神は、傲慢な者を敵とし、謙遜な者には恵みをお与えになる。」からです。“（ペテロの手紙一5：5）
“主を恐れて身を低くすれば、富も名誉も命も従ってくる。”（箴言22：4）
“主を恐れることは諭しと知恵。名誉に先立つのは謙遜。”（箴言15：33）
"破滅に先立つのは心の驕り。名誉に先立つのは謙遜。”（箴言18：12）
尊い貴高さ、財産、栄光、生命の果実は、謙遜な人を通して花が咲き、実を結ぶのです。神様はイエス様にすべての名前に勝るお名前を与えられ、全ての口でイエス様を主であると認めるようになさった理由は結局十字架の謙遜のためでした。"（フィリピの信徒への手紙2：2－11）
謙遜な人にはお恵みがあります。
謙遜な人は高くされます。
謙遜な人には不足がありません。（詩篇22：26）
謙遜な人は万人の愛を受ける。（箴言24：9）
反対に傲慢な人は神様の敵になります。
傲慢な人は低くされます。傲慢な人は万人の憎しみをかいます。
神様は信じる人が謙遜な人になることを願っておられます。
近頃のあなたの姿はどうですか？
イスラエルの人々を滅亡させる前に、神様は預言者を通して耐えず警告なさったことは何かを知っていますか？まさに傲慢です。
"このようにユダの傲慢とエルサレムのはなはだしい傲慢を砕く。”（エレミヤ書13；9）
"万軍の主の日が臨む、すべて誇る者と傲慢な者に、すべて高ぶる者に－彼らは低くされる－”（イザヤ書2：12）
傲慢になれば神様を信じる者でも必ず滅びます。傲慢な人の不幸は神様の強い警告の声を聴くことが出来なかいということです。彼らはその傲慢によって自ら愚かな者になるのです。
"愚かなものの耳に語りかけるな、あなたの見識ある言葉を侮るだけだから”（箴言23：9）
人々はいつ傲慢になりやすいですか？
満ち足りているときです。うまくいっているときです。不足がないときです。
“お前は取引に大いに知恵を働かせて富を増し加え、お前の心は富のゆえに高慢になった。”（エゼキエル書28：5）
"あなたが食べて満足し、立派な家を建ててすみ、牛や羊が増え、銀や金が増し、財産が豊かになって、心驕り、あなたの神、主を忘れることのないようにしなさい。主はあなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出し、”（申命記8：12－14）
"お前の心は美しさのゆえに高慢となり、”（エゼキエル28：17）
財産が一杯になったときは注意しなければなりません。傲慢の魂が私たちを訪問して来る時だからです。たくさん学んだときは注意しなければなりません。傲慢な魂が私たちを誘惑するからです。他の人よりも外見が優れているとき注意しなければなりません。傲慢の魂が必ず訪れるからです。クリスチャンは謙遜でなければなりません。高い席にいることが出来るように謙遜でなければなりません。ソウルの大きい教会の長老様の中には国会議員、軍長官、長官達が一杯いるそうです。社会で高い地位にある彼らは教会の後片付けや、食事の奉仕をしながら非常に低い席に自分を置いて仕えるとき、十字架の力が強くあらわれ、多くの人々に感動を与えるということです。
自分が善であると考えますか？優秀であると考えますか？良く知っていると考えますか？金持ちであると考えますか？その時こそ深刻な時です。危機の時です。傲慢に非常に陥りやすい時です。
"だから、立っていると思うものは、倒れないように気をつけるがよい。"（コリントの信徒への手紙一10：12）

2．謙遜とは
それでは謙遜とは何ですか？どんな人が謙遜な人でしょうか？
慎ましやかな人が謙遜な人でしょうか？言葉の少ない人が謙遜な人でしょうか？優しい人が謙遜な人でしょうか？大人が言葉を話すときに肩をすくめて礼儀を正しく聞く人が謙遜な人でしょうか？聖書の言葉の謙遜、イエス様が見せてくださる謙遜はそのようなものではありません。
イエス様の謙遜はまさに従順にあります。
謙遜な人は従順な人です。"互いにこのこと（めいめい自分のことだけでなく他人のことにも注意を払いなさい）を心がけなさい。それはキリスト・イエスにも見られることです。"（フィリピの信徒への手紙2：5）
これがイエス様の謙遜の心です。イエス様は私たちに十字架の出来事を通して謙遜がどんなことかを具体的に見せてくださいました。それが他でもない’謙遜の姿’です。本当に謙遜な人は従順を良くします。謙遜になりますといいながら従順が出来ない人はまやかしです。本当の謙遜は必ず従順によって成り立っているのです。イエス様は神様の前で全く謙遜な方でした。だから彼はご自分を低くし（謙遜）、死に至るまで従順でおられました。（フィリピの信徒への手紙2：8）
イエス様の謙遜は死の従順として顕われました。
あなた自身は神様の前に従順であると考えますか？イエス様の謙遜の品格を持っていると考えますか？それであれば十字架の従順の姿を見せてください。主が死ねと言われるなら逃げることなく死んでください。これがイエス様の謙遜の本当の姿です。だから神様は万王の王として高い座に置かれたのです。
"主を恐れて身を低くすれば、富も名誉も命も従ってくる。”（箴言22：4）
され、人に対しては、‘おのおの自分を他の人よりも低く考えるときに本当の謙遜が現れます。相手が自分よりも出来ないと考えるときは、その人を無視するだけでなく、絶対にその人の言葉に従えません。本当に自分より優れた人と信じれば、従順は自ずから現れるようになります。だから、謙遜は従順の実を結ぶようになるのです。
しかし、傲慢な人は絶対に従順しません。なぜ人々は従順をきちんとできないでのしょうか？神様の間違いのためではなく、自分の傲慢のためです。イスラエルの人々の不従順は徹底的に彼らの傲慢さから始まりました。`なお誇り、おごる心に言った。レンガが崩れるなら、切石で家を築き、桑の木が倒されるなら、杉を代わりにしよう。’（イザヤ書9：9－10）
傲慢であれば絶対に従順することが出来ません。

3．荒野の訓練はどんな訓練でしょうか？
神様はイスラエルの民をエジプトから導き引き出した後に、直ちにカナンの地に入らせたのではありません。神様は彼らを40年の間荒野の道をさまよわせました。なぜ４０年の間荒野で苦労をさせたのでしょうか？
'あなたの神、主が導かれたこの40年の荒れ野の旅を思い起こしなさい。こうして主はあなたを苦しめて試し、あなたの心にあること、すなわちご自分の戒めを守るかどうかを知ろうとされた。’（申命記8：2）
（Remember how the LORD your God led you all the way in the desert these forty years, to humble you and to test you in order to know what was in your heart, whether or not you would keep his commands.）
神様はそれほど愛するイスラエル民族を荒野に40年の間さまよわせたのは、彼らに謙遜訓練をさせるためでした。これはこの時代の多くの人々にとって平生（一生）訓練でした。なぜこのように40年の間訓練をさせたのでしょうか？理由は簡単です。このように謙遜と従順が信仰の人には重要なためです。あなたは今まで謙遜の訓練をどの位受けたと思いますか？謙遜の訓練にどのくらい投資しましたか？謙遜の訓練に人生を投資した人は決して後悔はしないでしょう。謙遜訓練の良い場所は荒野です。もしかしてあなたが今立っているところは荒野ではありませんか？謙遜と従順の筋肉が発達する良い機会になることでしょう。まさしくここに財産、光栄、生命の実が結ばれるという事実を忘れないで下さい。