聖書


イギリスはキリスト教に多大な影響を及ぼした国です。メソジスト教会もイギリスで始まり、キングジェームズ英語聖書は今も聖書のバイブルのように大事にされる聖書です。イギリスは聖書を通じて今日のイギリスになったとしても過言ではありません。それなのに聖書の国であるイギリスが聖書を拒んでいるという残念な話を耳にします。
どの国でもホテルに行けば、部屋ごとに聖書が置かれています。ホテルに聖書を置くことは約120年前から始まったそうです。今も国際ギデオン協会は190カ国のホテルに聖書を備え付けることを続けています。しかし、イギリスの有名なホテルチェーンであるトレブルロッジがリモデリングをきっかけに全国の客室に聖書を置くことをやめてしまったそうです。
そして、13万人を対象にとったフェイスブックの最近のアンケートによるとイギリスの作者ジョアン・ローリングの作品であるハリーポッターシリーズが聖書よりもっと多くの人々に影響を与えたことが明らかになりました。人々に影響を与えた本の1位はハリー・ポッターであり、聖書はわずか6位に止まりました。
韓国のメソジスト協会の調査結果によると一週間の間に聖書を全く読まない人は31.5％、そして一週間の間に聖書を1時間も読まない人は33.1％にもなるそうです。そして信じたばかりの聖徒たちが聖書をたくさん読み、長老が勧士や執事より聖書を読まないことが明らかになりました。
今の時代を一言でいえば聖書が無視される時代のようです。
信仰の人さえ聖書を人生の見本ではなく、参考書程度に考えることが多いようです。いや、もしかすると聖書を重荷に感じているかもしれません。
アモス預言者を通して神様は約1800年前におっしゃいました。
'見よ、その日が来ればと/主なる神は言われる。/わたしは大地に飢えを送る。/それはパンに飢えることでもなく/水に渇くことでもなく/主の言葉を聞くことのできぬ飢えと渇きだ。'(アモス書8:11)
アモスが言ったまさにその日、御言葉の飢えの時代が来てしまったようです。アモス時代に比べるとすでに御言葉は豊かに与えられました。聖書が完成され、すべての人が聖書を持つことができる時代です。しかもいつでも説教を聞くことができる時代でもあります。しかし、問題は人々の心です。彼らの心が聖書を拒んでいます。聖書の御言葉を聞こうとせず、世の中のことだけに耳を傾けます。時があまりにも悪いです。理由もなく聖書拒食症にかかった人が一人二人ではありません。聖書が霊の糧なら多くの人たちが霊的な気力を失い、生死の境をさまよっているのです。
恵まれた人は神様の教えを愛し、その教えを昼も夜も口ずさむと言い、ダビデは御言葉が蜂の巣の滴りよりも甘いとまで言いました。そして、多くの人々が聖書を通じて変わり、世の中を変える人物になりました。
聖書に戻らなければなりません。
聖書に戻ることこそが世の中の希望です。信仰の人たちが先に聖書を手にすべきです。聖書を読むだけでなく、暗記して聖霊の剣である御言葉を人生の中で証明しなければなりません。イスラムはカイロ大学に入るには彼らの経典であるコーランをすべて暗記しなければならないと言います。そうしてこそ入学の許可をもらえるそうです。信仰の人たちがあまりにも怠惰な生活を送っているようです。聖書をもって再び立ち上がらなければなりません。そうすることによって聖書を通じて世の中に変化の光が照らされます。必ず聖書の証人にならなければなりません。そうすれば世の中は再び光の中に立つことができます。
'(ヌン)あなたの御言葉は、わたしの道の光/わたしの歩みを照らす灯。'(詩編119:105)