なぜ、相手は感動しないでしょうか?
私はベストを尽くして愛をあたえるのに、なぜ相手は全く感動せず、むしろ不平や不満だけが増えて行くのでしょうか? それは熱心の程度ではなく、愛の方法が間違っているからです。相手の愛のことばで愛してあげていないからです。
35年間、結婚生活を続けているある共働き夫婦のお話です。彼らは経済的にも問題がなく、夫婦喧嘩したこともありません。ところが、結婚生活に大きな危機が訪れました。妻は自分の苦しみを次のように言いました。
‘問題は、私が夫から全く愛を感じることができないことです。夫は仕事も真面目で主日の午前は、いつも教会にも行きます。しかし、夫は家にいるときにはテレビ前で横たわって寝るだけです。私たちは、同じ家に暮らしているにも関わらず同居人にすぎまぜん。彼からどんな愛も感じることができません。。。 二人の間に何もないと思います。死のようにからっぽなんです。私はこのまま結婚生活を維持する自信がありません。’
ところが、夫はこのような妻がまったく理解できないと言います。自分は妻のためにベストを尽くしたからです。夫は妻よりも先に家に着いて、毎日晩ご飯を準備し、1週間に3日程度は皿洗いもしましたし、掃除もして、洗濯が終わったら、洗濯物もたたみました。それでも妻は、感謝するどころか不平ばかりしていたので理解に苦しんだわけです。
夫は絶叫しました。‘私が彼女をどれだけ愛するかを見せるために、このすべてのことに耐えてきたのに、全く愛を感じないのであれば、一体彼女のために何をもっとやってあげないといけないのですか?’
これに対し妻は‘私が夫に望むことは、家事の手伝いではなく、一緒に座って対話することです。私たちは、過去30年間、一度も対話の時間を持ったことがありません。’ 妻は夫と「一緒にする時間」を通して人形ではなく、人格体として扱われたかったんです。妻の愛のことばは奉仕ではなく、「一緒にする時間」でした。
「あなたが考える理想的な妻のイメージはいかがでしょうか?」と質問されたら、夫は意外な答えをしました。自分が妻にしてあげたことを妻がしてくれることでした。夫がご飯とお皿洗いと掃除をした理由は、実は妻からやってもらいたいことだったのです。
夫の愛のことばは「奉仕」でした。夫婦は愛し合いましたが、お互いの愛のことばで愛してなかったわけです。だから、その愛が通じるはずがなく、より深い溝を深めていったのです。この事実を知った夫婦は、お互いの愛のことばを用いて愛をおこなうよう約束しました。
夫は妻のために午後家にいる時間15分は、いつも妻と向き合って対話し、「一緒にする時間」をつくることにしました。‘それがあなたの愛のことばだから、今晩からやってみよう。残りの人生、これからは毎晩15分をあなたのために使う。’
代わりに、妻は夕食の準備と皿洗いを一生続けることにしました。それが夫の愛のことばだったからです。‘夕食の準備は何の苦労もありません。シャツのボタンも喜んでつけます。あなたが愛を感じるなら、一生、皿洗いも私がやるわ。’
そうしてから、二ヶ月も経たないうちに、この夫婦は、第2の新婚を迎えることになりました。
一方的な愛はもはや愛ではありません。自分がいいからと思ってやってあげるものだから、感謝して受けろというのは暴力に近いです。本当の愛は必ず相手への理解と配慮が先行されるべきです。
相手が求める愛をしてあげるときこそ、相手の愛の器は満たされるのです。あなたは今の配偶者にどんな恋をしてあげているのでしょうか?
認めることば、一緒にする時間、プレゼント、奉仕、スキンシップの中、どれが配偶者の愛のことばでしょうか?
「愛する者たち、互いに愛し合いましょう。(Ⅰヨハネ4:7)」
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1 コメント
中森千草
2017-07-23 13:09:16
それだけでも愛を感じられます。
夫婦だけではなく、会話は人々にとって
重要であり、言葉の必要性を
考えさせられています。
まずはあいさつから、頑張ってみよう。