目
聖書には感動と教訓を与える実話が多く記されています。
ある一家に息子が 12人いました。その中の11番目に生まれた子どもの事ですが、彼の母親は、彼がまだ幼い時に弟を出産した時に命を落としてしましました。
彼は年が離れたお兄さんたちと一緒に暮しました。 ところが、異母兄弟達は彼を憎んで、陰謀を企みました。 兄たちは彼を父親に知られないように、密かに殺してしまおうと思ったのですが、お金をもらって、他の国へ奴隷として売りつけました。 父親は彼が獣に襲われて死んでしまったと思っていたのです。 ところが、 13年という歳月が流れた時、 11番目の息子は、奴隷で売られたその国の宰相になっていました。 その当時は世界中が飢饉で食べ物がありませんでした。 10人の兄たちも食糧を買い求め、弟のいる国へ行きました。 そして、兄たちは自分たちが売りつけた弟がその国の宰相に地位に就いたと知り、仰天しました。 もう兄達は生きた心地がしませんでした。
彼らは怯えながら許しを請いました。 11番目の弟の立場に立てば、まさに 13年間抱いていた恨みを晴らすことができる絶好の機会であったに違いありません。 ところがその弟は 'その時なぜ私にそんなことをしたのか'と一言も口にしませんでした。 むしろ彼は兄たちを安心させて、兄たちとその子らまでよく面倒をみてあげました。
その理由は簡単でした。 彼が良い人だからではありません。また、自分の父のために仕方なくしたことでもありません。 兄たちが自分にしたことについて、人の視点ではなくただ神様の視点で考えたからです。‘わたしをここに売った事を嘆くことも、悔むこともいりません。神は命を救うために、あなたがたより先にわたしをつかわされたのです(創45:5)
この11番目の息子が、エジプトの宰相だったヨセプなのです。
信仰はこの世の中を変えるのではなく、この世の中を見る目を変えてくれます。ヨセプは自分に起きた事件を人の視点から見ませんでした。彼はどんなに大変な環境の中でも神様の視点から事件をみて、考えました。その事で彼は偉大な存在になり、人に感動を与えた存在となったのです。
しかしこれは容易ではありません。 何かが起これば、人は本能的に他人を見てしまいます。
そして 'あの人のせいだ。 あの人のせいで私がこんなに大変な目にあっているんだ' それとともにその人に対して悪い感情を抱くようになります。 そうするうちに本当に証拠が現われるようになれば許せない段階にまで発展してしまいます。
問題が起これば他人に転嫁してしまうというこの罪の本能を捨てるためには普段から、常に神様を見つめる清めた習慣を養わなければなりません。そうなった際に、悔しいことがあっても神様をすぐ見つめることができ、神様の目で問題を直視することが出来ます。そうすればその問題は、神様の支配の中に入り、天国の実を結ぶようになるのです。
目が変わらなければこの世がすべて変わっても心は変わりません。
見る目が変わればこの世が変わらなくても心では天国を臨めるようになるのです。 心の天国は世の中が与えてくれません。 私の目が変わればそれを通じて天国を臨めるようになります。 何があってもまず神様を考えて見ましょう。 そうすればいくら悔しい事でも感謝に変わるようになるのでしょう。
人を考えると憎しみが生まれますが、神様を考えると愛が生まれます。
問題が生じた時に、人をみてしまうといつも '兄弟が私を売ってしまった!'という嘆きだけが生じます。
しかしその時に神様を見上げれば、'神様が私を先に送ってくださった!'という感動が生じるようになるでしょう。 先に送ったということは一等に派遣したということです。 どんなに感謝すべきことでしょうか? このように同じ事件であるのに、見る視点によって恨んだり、感謝したりするのです。 他のどんなことより見る目を神様へ固定しなければなりません。 目が奪われれば人生全てが台無しになってしまいます。
ただ主のみに集中する目が信仰のある人の目であります。
聖書には感動と教訓を与える実話が多く記されています。
ある一家に息子が 12人いました。その中の11番目に生まれた子どもの事ですが、彼の母親は、彼がまだ幼い時に弟を出産した時に命を落としてしましました。
彼は年が離れたお兄さんたちと一緒に暮しました。 ところが、異母兄弟達は彼を憎んで、陰謀を企みました。 兄たちは彼を父親に知られないように、密かに殺してしまおうと思ったのですが、お金をもらって、他の国へ奴隷として売りつけました。 父親は彼が獣に襲われて死んでしまったと思っていたのです。 ところが、 13年という歳月が流れた時、 11番目の息子は、奴隷で売られたその国の宰相になっていました。 その当時は世界中が飢饉で食べ物がありませんでした。 10人の兄たちも食糧を買い求め、弟のいる国へ行きました。 そして、兄たちは自分たちが売りつけた弟がその国の宰相に地位に就いたと知り、仰天しました。 もう兄達は生きた心地がしませんでした。
彼らは怯えながら許しを請いました。 11番目の弟の立場に立てば、まさに 13年間抱いていた恨みを晴らすことができる絶好の機会であったに違いありません。 ところがその弟は 'その時なぜ私にそんなことをしたのか'と一言も口にしませんでした。 むしろ彼は兄たちを安心させて、兄たちとその子らまでよく面倒をみてあげました。
その理由は簡単でした。 彼が良い人だからではありません。また、自分の父のために仕方なくしたことでもありません。 兄たちが自分にしたことについて、人の視点ではなくただ神様の視点で考えたからです。‘わたしをここに売った事を嘆くことも、悔むこともいりません。神は命を救うために、あなたがたより先にわたしをつかわされたのです(創45:5)
この11番目の息子が、エジプトの宰相だったヨセプなのです。
信仰はこの世の中を変えるのではなく、この世の中を見る目を変えてくれます。ヨセプは自分に起きた事件を人の視点から見ませんでした。彼はどんなに大変な環境の中でも神様の視点から事件をみて、考えました。その事で彼は偉大な存在になり、人に感動を与えた存在となったのです。
しかしこれは容易ではありません。 何かが起これば、人は本能的に他人を見てしまいます。
そして 'あの人のせいだ。 あの人のせいで私がこんなに大変な目にあっているんだ' それとともにその人に対して悪い感情を抱くようになります。 そうするうちに本当に証拠が現われるようになれば許せない段階にまで発展してしまいます。
問題が起これば他人に転嫁してしまうというこの罪の本能を捨てるためには普段から、常に神様を見つめる清めた習慣を養わなければなりません。そうなった際に、悔しいことがあっても神様をすぐ見つめることができ、神様の目で問題を直視することが出来ます。そうすればその問題は、神様の支配の中に入り、天国の実を結ぶようになるのです。
目が変わらなければこの世がすべて変わっても心は変わりません。
見る目が変わればこの世が変わらなくても心では天国を臨めるようになるのです。 心の天国は世の中が与えてくれません。 私の目が変わればそれを通じて天国を臨めるようになります。 何があってもまず神様を考えて見ましょう。 そうすればいくら悔しい事でも感謝に変わるようになるのでしょう。
人を考えると憎しみが生まれますが、神様を考えると愛が生まれます。
問題が生じた時に、人をみてしまうといつも '兄弟が私を売ってしまった!'という嘆きだけが生じます。
しかしその時に神様を見上げれば、'神様が私を先に送ってくださった!'という感動が生じるようになるでしょう。 先に送ったということは一等に派遣したということです。 どんなに感謝すべきことでしょうか? このように同じ事件であるのに、見る視点によって恨んだり、感謝したりするのです。 他のどんなことより見る目を神様へ固定しなければなりません。 目が奪われれば人生全てが台無しになってしまいます。
ただ主のみに集中する目が信仰のある人の目であります。
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1 コメント
中森千草
2016-02-01 01:17:42
これから見えることは、
神様からの私のためだけのシナリオである。
どんなに悪い事であっても、
それがあるからこそ、良い事が実現する。
誰が悪いわけでもない。
私の成長、幸せの為にあることを
忘れないでいよう。