結婚祝金



この前、韓国の新聞で結婚祝金に関する記事がありました。最近の若者は、結婚祝金をお祝いする純粋な意味でのではなく、投資の手段として使っているそうです。

そういう意味で、悔しい結婚祝金の事例がいくつか記事に載せてあったので、ご紹介します。

１．花嫁のキムさんは、いただいた結婚祝金を整理している時に驚いてしまった。親しいと思っていた会社の同僚が5千円を出したからだ。2か月前の彼の結婚式では、自分は2万円を出したのに。キムさんは悔しくて夜眠れなかった。

２．普段まったく連絡がなかった知り合いから、「ぼく、結婚するんだけど、来てほしい。」という電話をもらって、結婚式に参加した。ホテルでの結婚式だったので、負担になり1万円をもお祝い金で出したのに、結婚式が終わった後、その人からお礼の挨拶すらなかった。

３．普段あまり連絡がなかった大学の同級生が、結婚直前にラインでグループチャットを作り、モバイルで結婚招待状を送った。嫌だったけど、仕方なくお祝い金を集めて結婚式に参加した。しかし、結婚式が終わったら、その人は連絡を切った。

４．取引先の若い人が、40名余りの他の広報代行者の職員たちを勝手にライングループに招待し、モバイルの結婚招待状を何の説明もなく送っていた。取引先の人だから、仕方なく結婚祝金を送った。

５．2年前の先輩の結婚式に、私と後輩たちが5千円ずつ集めて、きれいな封筒に入れて手紙まで書いて結婚祝金を出した。しかし、私の結婚式の時に先輩は参加せず、お祝い金も送らなかったから激怒した。会社の先輩たちは、お祝い金の封筒に、「○○外6名」と書いて、1万円を出していた。7名が1万円を出したということは、先輩一人が1428円ずつ出したということだろうか。封筒に書いている名前の他の6人は誰だろう。信じられなかった。

６．40年間、うちの家と親しくて家族のように思っていた両親の友達が、私の結婚式の時に名前だけ書いた空封筒を出していた。母は顔が真っ赤になり起こった。

７．会社の同僚数名からのお祝い金を代表に持ってきたある同僚が、自分はお祝い金を出さずに4人の家族を連れてきて、食事だけして行ってしまったことが忘れられない。

本当に残念なことです。その人たちは、お金は少しセーブしたかもしれませんが、大切な人たちを失いました。

人間関係は、お金と直結しています。ケチのな人は、結局お金のことでそう言われます。聖書にヤコブという人が出ますが、長子の権利の問題で、兄のエサウと敵になってしまいました。彼が兄と和解するために使ったのも、贈り物でした。ヤコブは、兄の心を和らげるために、贈り物として家畜を3つの群れで送りました。財宝は、人を喜ばせたり、怒らせたりします。

愚かな人は、自分の分だけを考えますが、知恵のある人は、他人の分にも気を配ります。お金を計算する人は、人心を失います。しかし、お金を計算せずに出す人は、人心を得ます。お金で健康を買うより重要なことは、人の心を得ることです。

聖書は、贈り物を人を得る知恵の道具だと話しています。

「 贈り物をすれば人の前途は開け／えらい人の前に彼を導く。」（箴言18章16節）

「高貴な人の好意を求める者は多い。贈り物をする人にはだれでも友になる。」（箴言19章6節ｊ）

人は、お金より大切です。

人を売ってお金を買うのではなく、お金を贈り物に変えて人を得るべきです。それが、知恵の中の知恵でしょう。