出会いは人生である。

誰に出会うかは人生の方向を決める鍵と同じような物です。人生は出会いの歴史なのです。

聖書は出会いにより人生が変わった人々の話で一杯です。世の中の表現で例えるなら“そんな私がこのように変わりました”のような話です。

ガリラヤ湖に一人の魚師がいました。彼の家計は貧しくて、ろくに学ぶ事も出来ませんでした。そんな彼は毎日お父さんに連れられ仕事場に行きました。彼の仕事場とは湖でした。木で作られた小さい船に乗り、彼は一生懸命に網を降ろしました。ある日、夜通し網を降ろしましたが一匹も獲る事が出来なかったのです。お家で食べ物を待っている家族を考え、朝まで網を降ろしましたが全てが無駄でした。疲れた果てた心で網の整理をしている時、ある人が彼の方にやってきました。その方は彼を連れて湖の深い所に行きました。彼はその方の話に聞き従い、網を降ろしました。その時、びっくりするほどの奇跡が起こりました。夜通し網を降ろしたが一匹も獲る事が出来なかったのに、その方の言葉に従順したら網が破ける程の魚を獲る事が出来たのです。その方はイエス様で、彼はペテロでした。その後、ペテロの人生は完全に変わりました。彼自身だけではなく、世界を変える人物となりました。この世を、死の沼から命の船に引き上げるような人になりました。その能力は学びも、知恵も宝でもありませんでした。ある人との出会いが彼の人生を完全に変えてしまったのです。

誰かに出会うかは人生を変える絶対的は変化の能力であります。出会いを軽く思う人は人生を軽んじる人です。出会いに神様の御心がなされるように祈らなければならないです。出会いに神様が祝福をくださらなければならないのです。私の人生を全て奪い去る強盗ような人に出会ってはいけません。出会いは人生です。出会いが人生を結論付けます。

私の短い人生を振り返って見てもそうなのです。私の人生には多くの出会いがありました。多くの場合は私が選択する事が出来ました。この人を選択する事も
出来るし、あの人を選択する事も出来ました。専攻とか進路を選択する事も結局は教授を選択する事であって人を選択するような事なのです。人の選択が結局人生の方向を決める事になります。私の人生の中で一番良い選択は、ペテロのようにイエス様を選択した事です。なぜなら、真の命と真理を選択した為です。私達はこの選択的出会いにいつも目を覚ましていなければならないです。私が選択する事が出来ない出会いは神様がくださった出会いなのです。ご両親や子供達がそうです。だから、それを感謝を持って受け入れなければならないです。しかし、私が選択出来る出会いは違います。それは私がその結果について責任を取らなければならないです。だから私達は出会いの前でいつも真剣に成るべきです。神様の導きを受けなければいけません。だから、必ず祈らなければいけないのです。イエス様も12弟子を選ぶ時、神様に夜通し祈りました。出会いの祝福は厳密に言って神様がくださるのではなく、私が神様の御心に従い選択する時に付いて来る物である為です。

人生は出会いの歴史です。

“あなたに出会って、私の人生が変わりました。”

“イエス様に出会って、私は別人になりました。”

このような告白を期待します。