■ 戦車精神

2007年7月9日チェ・キョンジュという選手がPGAゴルフ大会で優勝した。
この優勝で受け取った賞金が108万ドルという。
もちろん優勝の賞金も大事だが、優勝そのものに神秘的な力がある。
優勝は人を興奮させて感激させる力がある。
それで人々はそのままいられずに、自分なりの勝利のポーズをとりながら勝利のエネルギーを発散する。
優勝には偶然に得られるものがない。すべての優勝は必ずそれにふさわしい汗と涙と血を先に要求する。
ゴルフの皇帝であるタイガーウッズが‘ビックガイ’だと褒めたチェ・キョンジュはどんな人だろうか？
全羅南道の小さい島である莞島（ワンド）出身の彼がどうやって世界を制覇することが出来たのか？
世の中の人たちは彼をよく‘戦車’と呼ぶ。
チェ選手はインタビューでこう言った。
‘戦車は私の生き方とよく合う。振り返ることもなくいつも前進するという意味だ。これからも戦車のように生きていく。’
発展するためにはどんな恥と恐れも耐えなければならないというのが彼の人生哲学である。
これがまさに戦車精神である。戦車は道がないところも行けるし、どんな山でも渓谷でもまるで高速道路（?）のように疾走する。戦車は行こうとすればどこでも行く。
世の中はいつも私たちを惑わす。戦車にならないように惑わす。そうするのは無謀なことだという。
無知な行いだという。　前にある大きい山のため、当然放棄することが知恵中の知恵だという。
まったく前進出来ないようにする。それで多くの人たちは環境の岩の前で屈してしまう。
しかし神様はなんとおっしゃっているのか？
神様は最初から‘地に満ちて地を従わせよ’と命令する。（創世記1：28）
イエス様は‘出来ません。’という我らをとがめることまでなさる。
「イエスは言われた。‘できれば と言うか。信じる者には何でもできる。」（マルコによる福音書 9：23）
戦車精神のオリジナルはまさに聖書であり、神様である。
信仰の人は戦車精神で武装した人である。この精神で世の中のどんな山でも押しのけなければならない。
クリスチャンであるチェ・キョンジュ選手に‘戦車’というニックネームが付けられたことは当然なことである。
彼がただ信仰で前進する姿を見て、世の中の人々は戦車を連想したのだ。
戦車にはエンジンが二つもある。信仰の人にも二つのエンジンがある。
自分のエンジンと神様のエンジンである。あなたは‘神様のエンジン’を始動させているだろうか？
‘わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です。’（フィリピの信徒への手紙4：13）