ある人がこのような話をした。
「みな不況だと言っていますが、正直私は特に感じられません。」
韓国であれ、日本であれ、アメリカであれ、全世界的に不況の時代になっている。
それも、100年に1回来るかどうかという不況の下だ。この不況の中で、
不況を感じないというのがあり得るだろうか。しかし、これはその人には本当のことである。
彼は、今のような不況期に年収が3億ウォンを超えるからだ。
その主人公は誰だろうか。彼は、BMWコリア公式ディーラーのク・スンヒ社長である。
他の人々は、みな震えるほど不況を感じているが、なぜ彼は不況を感じないだろうか。
不況を感じないというのは、はっきり言って人生のすばらしい祝福である。
彼を通して、どうすれば不況を感じずに生きられるか探ってみよう。
彼は、金より人を非常に大切にする人である。
そのため、一度縁を結ぶと、そのつながりをビジネスより大事にした。
彼が課長だったある日、展示場で７０代の老紳士と会った。
その老紳士が展示場で車を見ている際に、彼は、外に駐車されている老紳士の
車輪についている泥を丁寧に拭き取っていた。それを見た老紳士は本当に
ありがたく感じたに違いない。その後、老紳士は彼の顧客になっただけでなく、
彼を自分の息子のように思った。
老紳士が糖尿病の合併症で苦労した時は、1ヶ月間息子のように看護をした。
老紳士は、気立てのいいク課長に新しい顧客を紹介してあげた後、世を去った。
気立てのいい人々には、共通点がある。人を大事にするということである。
花より人を大事にする。
車より人を大事にする。
金より人を大事にする。
天下より人を大事にする。
金だけ大事にする人は、金も失い、人も失うが、人を大事にする人は、
人も得、金も得る。
金ばかり大事にする人は、不況を深く感じるが、人を大事にする人は、
不況を感じない。
きっと、私たちの周囲には人が多い。今は人に囲まれて生きているを言っても過言ではない。
しかし、大勢の人々は、これがいかに大きな祝福であるかを知らない。
それで、大事にしない。祝福を自ら捨てることである。
神様は人を通して祝福をくださる。
もし、あなたの周囲に1億円の小切手がたくさんあったら、金に囲まれてそれを大変だと思うか。
人は、きっと金より大事である。花より美しいものである。人を無視する人より愚かな人はいない。
人を無視することは、つまり自分の人生を無視することと同じだ。
神様があなただけに与えられた祝福、つまりあなたの周囲の人々を大事にするように。
いかにできなくても、1万円の金よりは大事にしなければならない。
あなたがどの価値を与えるかによって、その人があなたにその分の価値のある存在として
あなたに来るだろう。
花より美しいのは人だ。
金より大事なのは人だ。
人を大事にすることが出来る人は、必ず大事な人になる。