「命のサイト」

酒一瓶の値段が7000万ウォン（約700万円）だと聞いたら、信じられるか。
韓国で一番高い酒の価格だそうだ。
この酒はスコットランドから輸入されたウィスキーの一種で、1926年に作られたという。
価格が高すぎて身分の露出を恐れ、まだ購買者が出ておらず、金庫に保管されているそうだ。
酒の前に、大切な宝石であるため、当然冷蔵庫ではなく安全な金庫に保管しなければ
ならないだろう。
酒が長期間売られなかったら、7000万ウォンに対する利子もすごいものだと思われるが。
そのため、ウィスキーは時間が経つとますます高くなるのだろうか。
もし誤って酒が入っている瓶が割れってしまったら、7000万ウォンは一瞬で
なくなってしまうのだろうか。
そのような事故のために、多分保険をかけているだろうが、酒の生命保険料は
いくらになるのだろう。
このような酒はどのような人が買うのか。
飲むためか、あるいは財産投資用で買うのか。
いつかは誰かが飲むのだろうが、この酒を飲む人はどのような気持ちになるのだろう。
この酒は酔う時にも7000万ウォンらしく、品位のある酔い方をするのだろうか。
トルストイが言ったように、猿や犬、豚のほうに人をだめにさせないで、より健康で美しくさせてくれる酒だろうか。
気になることは山ほどある。
とにかく、この酒が7000万ウォンの価値を持っているということは確かである。
酒の値段としては本当に想像を超えるような値段である。
人が作った酒一瓶もこのような高い価値を持っているのに、
神様が直接お作りになった人間がなぜ一瓶の酒より価値がないのか。
人は皆大切である。自分も大切であり、家族も大切であり、隣人も大切である。
酒ではなく人であるため、酒より大切なのは当然である。
しかい最近、人が酒に押されているようなことをいたるところで感じる。
酒の酔いに押されて苦しい人生を生きている人もいるし、自分の人生を酒瓶より軽く割ってしまう人々が作った「自殺サイト」などが報道されている。
酒がいかに高いと言っても、人より高いのか。
人間が人間らしくなるためには、人間の価値を正確に悟らなければならない。
我らは安い冷蔵庫の中に入っている、ふたの開けられてた焼酎瓶ではなく、
イエス様が自ら生命保険まで加入してくださり神様の金庫の中で大切に保護されている、世の中で一番高い宝石であることを、心に深く刻みつけらなければならない。
7000万ウォンを道に捨てる馬鹿は見たことがないが、
この10000倍以上である人生を捨ててしまう馬鹿は多いようである。
世の中のすべての自殺サイトを閉鎖し、イエスの御名による命のサイトを開いていくことを願う。