お金でベットは買えるが眠りは買えない。
お金で本は買えるが知性は買えない。
お金で食べ物は買えるが食欲は買えない。
お金で家は買えるが家族は買えない。
お金で薬は買えるが健康は買えない。
お金で贅沢は買えるが文化は買えない。
お金で快楽は買えるが幸福は買えない。
お金で黄金は買えるがイエス様は買えない。

現代は「物質万能主義」と言われている。お金さえあれば何でもできるような気がする。しかし、実際その中に入ってみると、そうではないということが分かる。
お金は確かに力がある。しかし、驚くべき事実がある。
お金で真に大切なものは絶対買えないということだ。
お金で本や薬や快楽は買えるが、
知性や健康や幸福は買えないからである。
お金で物質的なもの、肉的なものは全部買えるが、
心や精神的なもの、霊的なものは絶対買えない。
人生で本当に大切なものはお金で買えない。
しかい、多くの現代人はこのお金にだまされている。
特に、お金の力を過大評価している。
お金さえあれば人生のすべてが解決されるように信じ、
お金をたくさん儲かれば人生が成功すると錯覚してしまう。
すべてをお金で判断しようとしている。
さらに、教会もお金と数字で良い教会、福が受けられる教会であると
判断してしまう。
しかし、お金が人の判断基準になってはいけない。
イエス様も、パウロも、持っている財産やお金で評価されていない。
お金が支配できる領域は物質世界のみである。
人間の精神世界はお金ではなく心性が支配し、
霊魂もお金ではなくその人の霊性が決定する。
動物の世界にはお金が最高かもしれない。
しかし、人間の世界には人間としての心性があるからこそ、
動物の世界と区別ができる。
また、神様の子どもの世界も、普通の人間世界と区別が必要である。
その区別の要素は、「霊性」である。
お金ではなく、神様の霊で充満している者の姿が現れなければ
ならない。
今のわたし自身の水準はどこまで来ているか確認してみよう。
お金が人生のすべてであるような、動物の世界でいまだにも
迷っているのではないかと。