砕いてはいけない
聖書にこのような人物がいます。彼は地上で最も柔和な人でした。彼はイスラエルの民族指導者として主に選ばれ、奴隷生活をしていたエジプトからイスラエルの民を導き出した偉大な人物でした。そのような彼がとんでもない過ちを犯しました。神様の石の板を投げて砕いてしまったのです。その石の板は神様が自らお作りになったもので、その御言葉は神様の指で記されたものでした。神様がくださったプレゼントでさえも宝のように大切に扱わなければいけないのに、御言葉を残してくださった石の板をどうして砕く事ができるでしょうか。とうてい常識的では理解できないことです。しかもその主人公が誰でもなくモ-セであったのは驚きです。一般人でさえそんなことをするのは容易ではないのに、イスラエル民族最高のリーダーであるモ-セがどうして一瞬にしてこんなとんでもない事をしでかしてしまったのでしょう?
それは、明らかに彼をそのようにさせたとてつもなく大きな力が働いたからです。この力はとても強くて、一度つかまってしまったら、いくら偉大な指導者でも身動きすることができないのです。
この力は、何でしょうか? この力の名前は簡単で、「怒り」です。地上で最も柔和な人物であったモ-セも「怒り」の前ではあっけなく崩れました。もちろん、モ-セが明らかに怒ってしまう状況ではありました。
モ-セがシナイ山にいた40日間、イスラエルの民はモ-セを待てませんでした。その間、金の子牛を造ってそれにひれ伏し、自分たちを導き救ってくださった神様だと叫びながら若い雄牛の鋳像にいけにえをささげました。これを見たモ-セは、激怒し、石の板を山の下に投げ、砕いてしまったのです。
多くの人々は怒りの前にさらされています。怒りを治めることができなければ、持っていた石の板だけではなく、御言葉も、信仰も、関係も、平和も壊してしまいます。これをやりすぎると自分の人生まで壊してしまいます。全てに於いて、一度砕けてしまったものは再び元通りに復元することはとても困難です。多分、砕いた石の板をくっ付けるよりはるかに難しいでしょう。
モ-セは怒りに耐え切れずに石の板を砕いてしまいました。その結果、モ-セを待っていたのは想像を絶する苦労でした。まず、自分の手で石の板を整えて造らなければなりませんでした。これも手強い大変な作業でした。それは初めの物より当然形が良くありませんでした。最初の物は、神様の作品でしたが、二番目に造り直したものは人間の作品に過ぎなかったからです。それに彼は自分が造った石の板を山の頂上まで持って登らなければなりませんでした。初めてシナイ山に登った時は、何も持たなくてもよかったから楽だったでしょう。しかし、次にシナイ山に登った時は状況が違いました。年寄りが平地を一人で歩くのも大変なのに、石の板を二つも持って山の頂上まで登らなければならなかったのです。その苦労は言葉では表現し難かった筈です。モ-セは山を登りながら非常に後悔をしていたはずです。 'その時私はどうして我慢できなかっただろうか? 私が狂ったのに違いない、いくら頭にきてもなんで神様が下さった石の板を投げて砕いてしまったのだろうか?二度と怒りを爆発することはないだろう…' 彼は怒りを治めることに念には念を入れた事でしょう。その後、モ-セの怒った姿について聖書には記録されていません。
怒りは何があっても治めなければなりません。怒りを治めることができずに、爆発してしまえば、その結果、死ぬほど苦労をします。
どんな事があっても怒りは爆発させずに治めなければなりません。どの状況でも石の板は砕いてはいけません。どんなに頭に来ても石の板は下ろしてから対応をしなければなりません。石の板を砕ければ、自分がやらなければならない後の収拾が大変です。耐える者は怒りに勝った人であるから世の中で一番力が強い人です。
忍耐は力の強さに勝る。自制の力は町を占領するに勝る(箴言16:32)
聖書にこのような人物がいます。彼は地上で最も柔和な人でした。彼はイスラエルの民族指導者として主に選ばれ、奴隷生活をしていたエジプトからイスラエルの民を導き出した偉大な人物でした。そのような彼がとんでもない過ちを犯しました。神様の石の板を投げて砕いてしまったのです。その石の板は神様が自らお作りになったもので、その御言葉は神様の指で記されたものでした。神様がくださったプレゼントでさえも宝のように大切に扱わなければいけないのに、御言葉を残してくださった石の板をどうして砕く事ができるでしょうか。とうてい常識的では理解できないことです。しかもその主人公が誰でもなくモ-セであったのは驚きです。一般人でさえそんなことをするのは容易ではないのに、イスラエル民族最高のリーダーであるモ-セがどうして一瞬にしてこんなとんでもない事をしでかしてしまったのでしょう?
それは、明らかに彼をそのようにさせたとてつもなく大きな力が働いたからです。この力はとても強くて、一度つかまってしまったら、いくら偉大な指導者でも身動きすることができないのです。
この力は、何でしょうか? この力の名前は簡単で、「怒り」です。地上で最も柔和な人物であったモ-セも「怒り」の前ではあっけなく崩れました。もちろん、モ-セが明らかに怒ってしまう状況ではありました。
モ-セがシナイ山にいた40日間、イスラエルの民はモ-セを待てませんでした。その間、金の子牛を造ってそれにひれ伏し、自分たちを導き救ってくださった神様だと叫びながら若い雄牛の鋳像にいけにえをささげました。これを見たモ-セは、激怒し、石の板を山の下に投げ、砕いてしまったのです。
多くの人々は怒りの前にさらされています。怒りを治めることができなければ、持っていた石の板だけではなく、御言葉も、信仰も、関係も、平和も壊してしまいます。これをやりすぎると自分の人生まで壊してしまいます。全てに於いて、一度砕けてしまったものは再び元通りに復元することはとても困難です。多分、砕いた石の板をくっ付けるよりはるかに難しいでしょう。
モ-セは怒りに耐え切れずに石の板を砕いてしまいました。その結果、モ-セを待っていたのは想像を絶する苦労でした。まず、自分の手で石の板を整えて造らなければなりませんでした。これも手強い大変な作業でした。それは初めの物より当然形が良くありませんでした。最初の物は、神様の作品でしたが、二番目に造り直したものは人間の作品に過ぎなかったからです。それに彼は自分が造った石の板を山の頂上まで持って登らなければなりませんでした。初めてシナイ山に登った時は、何も持たなくてもよかったから楽だったでしょう。しかし、次にシナイ山に登った時は状況が違いました。年寄りが平地を一人で歩くのも大変なのに、石の板を二つも持って山の頂上まで登らなければならなかったのです。その苦労は言葉では表現し難かった筈です。モ-セは山を登りながら非常に後悔をしていたはずです。 'その時私はどうして我慢できなかっただろうか? 私が狂ったのに違いない、いくら頭にきてもなんで神様が下さった石の板を投げて砕いてしまったのだろうか?二度と怒りを爆発することはないだろう…' 彼は怒りを治めることに念には念を入れた事でしょう。その後、モ-セの怒った姿について聖書には記録されていません。
怒りは何があっても治めなければなりません。怒りを治めることができずに、爆発してしまえば、その結果、死ぬほど苦労をします。
どんな事があっても怒りは爆発させずに治めなければなりません。どの状況でも石の板は砕いてはいけません。どんなに頭に来ても石の板は下ろしてから対応をしなければなりません。石の板を砕ければ、自分がやらなければならない後の収拾が大変です。耐える者は怒りに勝った人であるから世の中で一番力が強い人です。
忍耐は力の強さに勝る。自制の力は町を占領するに勝る(箴言16:32)
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1 コメント
中森千草
2016-03-07 01:01:48
感情をうまくコントロールできず
失敗する事があり、怒り、後悔の繰り返しです。
まずは、心が常に安定できていることが
ベストだと思います。