「スナピ」

黄禹錫（ファン・ウソック）教授のチームが昨年2月と今年5月に続き、世界を驚かせた3回目の快挙が、「＊スナピ（Snuppy）」の誕生である。
スナピは、黄教授のチームが世界初で成功した、クローン犬の名前である。
世界初でクローン動物の「ドリー（Dolly）」を作ったイギリスの イアン・ウィルマット（Ian Wilmut）教授は、「今回の成果は動物クローンの中で最高の頂点に上る大きな出来事だ」と評価した。
そして、アメリカ生命工学会社のGSCの代弁者であるベン・カルソン氏は、
「誰か我らに勝つとしたら、それは黄教授のチームであるだろうと考えてきた。」と述べた。
この偉大な業績はどうやって作られたのか。
もちろん、彼らも数多くの失敗と挫折、苦しみの山を越えなければならなかった。
実務の責任者である一人の教授はこのように述べた。
「男も泣くということを改めて分かりました。犬のクローンは、無から有を創造するような難しい過程だったのですから。」
そして、男女問わず研究員の中で犬にかまれたことのない人は一人もいなく、
かまれた傷口が大きい人が大将だという笑い話もあったという。
彼らは皆、精神的、肉的に傷だらけだった。
このような難攻不落の難しさがある度に、黄教授の励ましの言葉はいつもこうだったという。
「天を感動させるまで実験をすると成功できる。」
本当に名言である。
この言葉こそ、今日の黄教授と彼の研究チームがある原動力ではないだろうか。
奇跡を起こす人は、神様を感動させる熱情と粘りを持っている人である。
聖書の中の人物はもちろん、世の中の人でも同様である。
人が生きている理致はどこでも同一なのだ。
韓国のことわざでも、「至誠天に通ず」という言葉がある。
大事なことのすべては、神様を感動させる時に起きる。
神話はない。ただ、神話を作る人々がいるだけである。
お祈りをするなり、勉強をするなり、どんなことをしても
「神様を感動させる」という不撓の成功精神でやれば、
今日我らの手を通しても世が驚く神話が作られる。
神様さえ感動させれば、
神話は感動なさった神様が作ってくださるからである。
我々には神話を作る能力が必要ではなく、
神話を作る精神が必要であることを再び感じる。
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*訳者注　スナピ（snuppy）：ソウル大学（Seoul National University; SNU）+ Puppy (子犬)の合成語