何が渇き果てた時代なのか?
2018年の夏は並外れの暑さでした。特に韓国は台風の経路からも外れたので干ばつまで重なり人間のどころか、動植物までもがひどい苦しみの中に置かれました。公園の芝生は枯れてしまうし、イチョウは水が無くなり7月末にもかかわらず既に紅葉になって葉っぱが全部落ちました。地中のミミズも水を求めて大群が地上に上がってきて大量に死んでしまったり、柿農家の人たちは雨が降らないため、柿の木が枯れて行くにつれて彼らの心境もせつない気持ちで枯れて行きました。白菜の価格は1か月の間に2倍以上も跳ね上がりました。暑くて雨が降らなくなると万物が総体的な苦しみを受けます。ところが、雨は神様から頂くものです。
「わたしは乾いている地に水を注ぎ/乾いた土地に流れを与える。あなたの子孫にわたしの霊を注ぎ/あなたの末にわたしの祝福を与える。(イザヤ書44:3)」
1870年代、アメリカミネソタ州の物語です。3年間にわたってのひどい干ばつとばったの大群による被害で農作物は全滅し、大恐慌に陥りました。その時、知事であったジョン・ピルズベリー氏はミネソタ州に1877年4月27日を感謝の祈りの日(感謝祈祷のデー)と宣布しました。この日は町の皆が農作物はたとえ全滅しましたが今まで人間だけは生き残せた神様に、これから恵みを満たしてくれる神様に先に感謝のお祈りをささげようとしたのです。そうしてその日、ミネソタ住民みんなの感謝の祈りが雲の代わりに空を覆いました。いよいよ、その感謝の祈りのあと奇跡のようなことが起こりました。野原を覆っていたばったの大群が数日の間に全滅したわけです。
もちろん、科学者たちはその原因を究明しようとしましたが、奇跡としか説明出来ませんでした。全能なる神様が行ったはずです。みんなの感謝祈祷に神様が答えたのです。感謝の祈りをささげると神様はより大きい恵みを満たしてくれます。感謝の祈りは、信仰からくる祈りからなんです。
「目を覚まして感謝を込め、ひたすら祈りなさい。(コロサイ人への手紙4:2)」
「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。(ピリピ書4:6)」
神様は苦難の時こそ、思い煩いが多い時こそ、感謝のお祈りをささげなさいと仰せます。昔の信仰の人たちは信仰が本当に純粋でした。世の中と妥協せずに御言葉通りに生きていました。それ故にどんな環境でも常に御言葉通り、まず感謝のお祈りをささげました。雨が降らなくても祈り、ばったの大群が群がって被害をうけても祈り、牛が痛い時も牧師先生を招いてお祈りをしました。彼らは昨今の賢い人たちが持っていない素晴らしい力をもっていました。それは信仰でした。彼らは全能なる神様が渇き果てた者にはお水を与えられるお方であることを信じていました。
彼らは、神様が渇いた土に渓流を流すお方であることを信じました。彼らは、神様は痛い牛も治してくださるお方であることを信じていました。そういうわけで彼らは何かが起こるとしても馬鹿のようにまず神様へ祈りをささげたわけです。
2018年度の夏、色んな問題を真剣に振りかえてみます。。
雨が降らずに渇き果てたことも、お水が無くなった渇きも、お祈りがなくなった理由で生じた渇きではないでしょうか?こんなに大変な時、全能なる神様に向けて感謝のお祈りをささげた人は果たして何人くらいいたのでしょうか?
信仰の渇き、祈りの渇き、御言葉の渇きが昨今の時代を本当に苦しめているのです。
「見よ、その日が来ればと/主なる神は言われる。わたしは大地に飢えを送る。それはパンに飢えることでもなく/水に渇くことでもなく/主の言葉を聞くことのできぬ飢えと渇きだ。(アモス書8:11)」
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1 コメント
中森千草
2018-08-27 07:45:57
お祈りをし、食事が終わった後にも
お祈りをしていたのを
思い出しました。
感謝のお祈りの重要性が
いま知ることができ
心が踊っています。
すべての出会い、経験は必然だと
思いました。
多謝。