ディシプリン（Discipline）
アメリカ屈指のゼネコン企業であるティームハースのハヒョンロク会長が新入社員を面接する時のことでした。ある応募者に最も尊敬する人がだれか聞きました。彼はためらわずに高校時代のサッカーチームのコーチだったと答えました。さらにその理由を聞きました。訓練を受ける際はコーチが大声立てながら苦しめてきて嫌でしたが、それが自分を立て直すためのことだと悟ってからは最後まで耐えきって、卒業式には‘コーチが私を正しい道へ立派に指導してくれたことがあまりにもありがたくて涙まで流した’と語りました。
それ故に応募者はもう一言加えました。その時、コーチからディシプリンの重要性を教わってもらったとしました。会長はそれ以上質問をせずに彼を採用しまして、彼は今あの会社の重役になっているそうです。ハ会長が他の事に関しては聞かずにあの若者をすぐに採用したことは、ディシプリンを大事に思う人はそれだけでも充分であるということで。人はディシプリンの過程をへてこそ必要なものを補えるからなんです。
人に最も重要なのはディシプリン（さとし、懲らしめ）に対する態度です。その人が今持っているのがさほどなくても、大事なものを受け入れる扉だけでも開いてあれば満たされるのは時間の問題です。人生の一番良いものを頂ける扉は他ならない‘さとし、懲らしめ’でございます。
Whoever loves discipline loves knowledge, but he who hates correction is stupid.’ (잠 12:1)
「諭しを愛する人は知識を愛する。懲らしめを憎む者は愚かだ。（箴言12：1）」
諭しは歪んでいる私たちを正しくしてくれます。それで諭しを嫌う人は改めることを嫌うので獣のように愚かな者です。ところが、諭しを愛する人はそれを通して正しい知識が入るので一番賢明な人になるはずです。
現在、あの人はどんな能力があって、経歴があって、スペックがあるのかは、実はそんなに重要ではありません。新しいことをするためにはまず一生懸命に教わらなければなりません。もしかして、すでに持ってある才能があればむしろそれが新しいものを受け入れることの妨げになるかも知れません。我執と固執で新しいことを排斥するからです。諭しを愛する人は従順することを愛する人です。従順することを嫌う人はいくら立派なコーチがいてもその知恵の諭しに耳を傾けようともしません。
諭しを好む人は謙遜を好む人です。自分を他人より偉いと思う人は絶対に諭しを心から聞き従うことが出来ません。諭しを愛する人は聞く耳がある人です。口が開いている人は自身の話ばかりたくさん喋りますが、耳が開いた人は他人の話を丁寧によく聞きます。聞く耳が知恵の泉です。
「諭しに聞き従って知恵を得よ。なおざりにしてはならない。（箴言8：33）」
諭しを喜んで受け入れる人は最高の知恵を得ることが出来ます。
He who ignores discipline comes to poverty and shame, but whoever heeds correction is honored.’ (잠 13:18)
「諭しをなおざりにする者は貧乏と軽蔑に遭う。懲らしめを守れば名誉を得る。（箴言13：18）」
今、わたしの中に入っているものより大事なのは受け入れようとする扉が開いてあるのかということです。
1 コメント
中森千草
2018-08-16 06:53:18
あるからこそ、心が開かれ
正しい道を与えて下さるのだろう。
御言葉のある生活を。。。