声
ある人の電話の声を聞けば一日中気持ちが良く、パワーが出ます。 しかし、またある人の声は心を痛めたりしますし、不快で二度と電話をかけたくない気持ちを与えたりします。 声にもはっきりといい声があり、良くない声があるようです。 漢方で「輕聲緩語 養生肺氣」という言葉があるそうです。 声を軽く緩やかにすると、肺の気が養生するということです。言い換えると、話をする時に声を低くしてゆっくりと話せば、肺の健康に良いということです。 声を低くするという言葉は、大声をあげたり怒ったりしないようにと言うことです。柔らかい調子で話すということです。大きな声で言えばストレスが発散されるため、健康に良いと考えられることもありますが、実際にはそうではないということです。むしろ肺が傷を負って弱まるということです。

そして、速く話すことも肺の健康には良くないということです

人は怒ると言葉が速くなります。言葉が速くなれば言葉の伝達能力も低下します。自己主張を展開したいが、むしろ相手に受け入れられません。ゆっくり、はっきりと言う時に、
相手の耳にもよく入って、健康にも良いということです。

声は健康だけでなく、その人の性格にも大きな影響を与えます。

怒っている声、戦うような声が好きな人はいないでしょう。

聖書の知恵である箴言は、 "穏やかに語る舌は骨をも砕く"（箴言25:15）と書いています。 なぜ "強い舌"と言わずに "穏やかな舌"が骨を折るというのでしょう？強い言葉に力があるのではなく、柔らかな言葉に力があるからです。 強い言葉は相手に傷を与えますが、柔らかな言葉は相手に変化を与えます。 強い言葉は相手に反感を与えますが、柔らかな言葉は相手に共感を与えます。 強い風が人の服を脱がすのではなく、暖かい太陽が人の服を自ら脱がせるようにするということです。 聖書には、またこのような知恵の言葉もあります。 "口数を制する人は知識をわきまえた人。冷静な人には英知がある。

無知な者も黙っていれば、知恵があると思われ唇を閉じれば聡明だと思われる。"（箴言17:27-28）

知恵があって賢い者は言葉を多く話す人ではなく、むしろ言葉を制する人としました。言葉で負けてはいけないと思っている人がいますが、それは非常に愚かな人です。言葉が多ければ失敗も多く、後悔も必ず多くなります。
健康であることを願いますか？声を変えてみて下さい。賢くなりたいですか？声を変えて下さい。 声に健康があり、声に知恵があり、声に人格があります。

大声を上げず優しい言葉、速いではなくゆっくり話す言葉によって

体は健康を回復し、人格は成長するようになります。