北朝鮮の十字架

最近、北朝鮮で最も警戒されるのが十字架だそうです。
北朝鮮に入る商品に十字架のマークだけがあっても持ち込みが禁止され、さらに学校でも十字架のことで非常事態になったそうです。学生たちが数学の時間にプラス記号（+）を表記する際には縦と横を同じ長さにするよう指導しているようです。もし、縦が長くなると十字架と見えるからです。中国から搬入されるお菓子類の中には十字架ではなくX字の模様が多いようすですがこれも形が十字架に似ている理由で搬入が厳しくなるケースがかなり多いそうです。
そして、町中の女性たちが十字架のネックレスをつけているのを見かけられたら押収される国が北朝鮮だそうです。北朝鮮は今、十字架の抹殺政策をしています。
言い換えますと彼らは十字架、すなわち、キリスト教が一番強敵だと認識しているようです。キリスト教が北朝鮮に広まると金日成一家を偶像崇拝する今の体制が直ぐに崩れることを彼らはよく知っているからです。サタンは十字架を最も恐れます。十字架はサタンの仕事を滅ぼすために立てられたからです。十字架の力は北朝鮮だけではなくサタンがよく知っています。
ところが、残念なことがあります。実際にイエス様を信じる人々の中に十字架の能力を知らない人が多いという点です。恐らく知識的にはよく分かっていますが実際には、その能力をよく知らないかもしれません。本当に不思議です。北朝鮮はあれほど十字架を恐れているし、十字架の驚くべき恵みを受けた信仰の人々であるにも関わらず十字架をむやみに無視しているからです。
パウロの告白が今の時代には逆になっているかもしれません。
「十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です。（コリント人への手紙Ⅰ 1:18）」
 十字架のことばは滅び行く者には神様の力であり、救いを受ける私たちには愚かなものである。。。まさに悲惨な現実です。十字架の言葉において北朝鮮では神様の力とされ恐れ震えているのに学生が十字架のために数学の授業も真面に受けにくい環境に直面しているのになぜ、救いを頂いた私たちには邪魔者に転落したのでしょうか？ 今の時代、最も急がれるのは十字架が聖徒たちの心に真の能力として立てられることです。
サタンは私たちから十字架の能力を奪おうとしています。それで聖徒たちが殻の十字架のみ持ち歩むことを望んでいます。十字架は絶対に無能ではありません。十字架は北朝鮮でのみ能力があるわけではありません。韓国にも日本にも同じ能力があります。ところが、十字架の能力は認めない人には現れません。信じて認める者において十字架は確実にサタンの罠を滅ぼす神様の力として働きます。十字架が北朝鮮で迫害されることよりも、信じる人の心の中で無視されることがむしろ耐えがたいくらい悔しいことです。あなたの内にある十字架はどのような十字架でしょうか？能力の十字架でしょうか？無能の十字架でしょうか？