知っていることが平和
韓国と日本は、一番近い国で、顔もとても似ています。しかし、ライフスタイルの中では、全く逆のこともあります。自動車の運転席も逆だし、家に入る時に靴を脱ぐ向きも逆で、食事をする時に器を持つことも逆です。それに、ただに関する考えも正反対です。韓国では、「洗剤（毒）でもただなら飲む」ということわざがありますが、日本では、「ただより恐いものはない」ということわざがあります。韓国人は、ただなら非常に喜びますが、日本人はただなら警戒するということです。実際に、日本人は教会でただで何かをあげるというと、来ることを懸念しますが、自分でお金を払うことなら、負担を持たずに来ます。
男女の間でも同じです。男と女は同じ人間なので似ているところが多いですが、完全に逆のことも多いです。この差で、夫婦の間にもたくさん葛藤が起きたりします。
男の人は、一度に一つのことしかできませんが、女の人は、同時にいろいろなことができます。なので、男の人は、仕事をする時に誰かが話かけると、二つのことが同時にできないため、妨げられた気持ちになって、怒ってしまったりします。そして、妻が他のことをしながら夫の話を聞くと、誠実に聞いてないと嫌がります。妻のほうは、同時に二つのことができるから、夫の話にもちゃんと耳を傾けているのにも関わらずです。
また、あります。
妻の中で、職場にいる夫に電話をかけると、夫が優しく電話を受け取ったという人はほとんどいないでしょう。
私も、教会で御言葉の説教の準備をしている時に妻から電話がかかってくると、苛立とうとします。男の人を、仕事をしている時に妨げてはいけません。お祈りする時も同様です。男性たちは、妨げられた時に苛立つように造られているからです。
そして、夫は妻より、仕事を通して満されたいという気質がありますが、妻はそれと逆に、夫を通して満たされたいという気質が多くあるそうです。それで、妻たちはよく夫たちに不満を言うことになり、夫たちは妻のことが負担になってしまいます。
妻たちには、おしゃべりが必要だそうです。夫から満たされないことを満たすいい通路だからです。それで、おしゃべりをする妻たちは生き生きしているとも言われます。妻が、理由もなくいらいらしていると、おしゃべりのできる機会を作ってあげると、それがなくなるんだそうです。妻がおしゃべりすることを嫌がる夫は、女の人のことが分からない人です。女の人は、おしゃべりをすると満たされるからです。夫たちは、妻たちがおしゃべりすることを止めてはいけないのです。それこそが、夫が満たすことのできない部分が満たされる時間だからです。
知らないと、問題が起こります。男性は女性のことを、女性は男性のことを知っておくべきです。そうしないと、自分の立場から判断することで、互いに大きな誤解が生じてしまいます。神様が両方を造られた姿が十分分かれば、当然互いに理解し合うことができます。理解は、自分の考えだけを強いないことです。相手を認めて、受け入れることです。そうすると、互いに尊重し合うことができます。
神様が造られたのを、自分勝手に用途変更しようとすると、うまくいきません。自分が無理やりに変更しようとすると、両方とも大変になってしまいます。本来の用途通りに使われるようにしたほうが、副作用がないのです。相手を自分に合わせようとすることは、無茶なことです。そうすると、互いに苦しくなります。理解と受容が大切です。まず、互いに相手のことを正しく知ることです。そして、自分と反対だから嫌でも、受け入れなければなりません。それが、相手が願うことだからです。そうすると、その相手は満たされます。互いを満足させることは、互いに必要が満たされることです。決して、自分があげたいことをあげることではありません。人は、自分が望むことで満たされる時に、満足するからです。