視覚障害を克服し、アメリカホワイトハウスの国家障害委員会政策次官補として活躍している在米韓国人のカンヨンウ博士が、ある大学でリーダーシップに関する特別な講演をなさったそうだ。
カン博士は、「現代社会では、強圧的な方法より感動を与えて多くの人々の心を動かせるような指導者が必要である」と言い、そのために指導者は３Cを持たなければならないと述べた。博士が言う３Cとは、力量（competence）、品性（character）、献身（commitment）のことである。しかし、韓国の人々は力量を育つことばかり集中し、品性と献身を教育し学ぶことについては疎かであると彼は指摘している。

彼の指摘はいかに正確で鋭いものであるだろうか。
今我らの社会は、知識と能力の力量をできるだけ育てさせるために精一杯である。そのため、大学万能主義、学位万能主義がはびこっているし、偽の博士学位が溢れている世の中になりつつある。力量のために品性と献身を踏み倒している。
教育の方向を正しく立て直なければならない。何か欠如されている人材、指導者は社会にたくさんの苦しみと問題を与える。いくら知識的な能力を持っている指導者としても、人格に障害や欠陥があればむしろその能力が多くの人々を傷つけるかもしれない。
人の心は、決して指導者の外的な能力によって動くものではない。心は心によってのみ動く。心が温かく、心に愛が溢れている指導者こそ他人の心を溶かせるし、動かせる。従って、本当の能力のある指導者を出すためには、「心の指導力」を育てなければならない。それは、人格（品性）と献身（愛）によって世界をリードする人に育つことである。本当の指導者は、外的な能力を持つ者ではなく、内的に充満な人である。世の中は、外圧的な指導者を望むのではなく、人間的で内実のある指導者を探している。
３CはJC（JESUS CHRIST）の指導力である。イエス様は神様の国への知識で充満でいらっしゃいながら、人類最高の品性をお持ちになり、また十字架の完全な献身を現された方である。よって、イエス様の弟子である我らは主のこのような指導力を受け取り、世の中を天国に導く「天国型の指導者」になるべきであろう。